社長からの手紙

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プロローグ|はじめに

2022.02.24 2024.05.16

私の名前はジャッカル・ブレイクスルー。
不正や不条理、理不尽を撲滅することを仕事としている。不正がまかり通り、弱者が放置される世の中が許せないからである。職業は弁護士でも政治家でも学者でもない。会社経営の仕事はしているが、人を紡ぎ、慈しみ、アメイジングに生きるよう煽ったり、人類史のゲームチェンジを画策鼓舞している。若い頃はゴルゴ13と言われていたが、最近ではジャッカルと呼ばれるようになった。窮地を突破する男という意味で言われているらしい。常に世界の在り様を問い、幸せの種を探し、不条理をジャッカルするために生きているからである。

年齢は53歳。最新の解析コンピューターが弾き出した私の年齢である。通常使われている戸籍年齢は単に足し算をしただけの意味のない数値であるが、解析コンピューターは、ボディエナジー・免疫力・戦略策定力・人間求心力・人間共振力などを総合的に判断して評点を算出する。進むべき羅針盤を持ってワンダーな生き方を貫いていることが年を取らない最大の秘訣らしい。彼女がいないことがエネルギーを異常に増幅している源泉になっているとも言われ、貴重な研究材料にもされているらしい。

とは言っても、心肺を酷使した累計年数は戸籍年齢と一致するので、毎日が余命24時間のつもりで生きている。私は、若い頃、2回も殺されかかったことがあるので、365日、毎日が余命24時間!ジャッカル・ブレイクスルーを考えている。

そのため、私は、諜報機関に目を付けられるような危険なことも毎日のように口走っている。だから、どこにいるか誰にも判らないようにしている。イスタンブールの裏通りでカルメンと飲んでいたとか、南太平洋のタヒチでメーテルとカヤックに乗っていたとか、最新情報ではマチュピチュにいたという情報がある。

インカ道をマチュピチュからクスコまで歩き、リマで特殊装備した帆船に乗り込み、イースター、タヒチ、オークランド、タスマニア、シドニー、ジャカルタ、コタキナバル、エルニド、マニラ、ハノイ、バンコック、シンガポールを寄港しカルカッタまで。風力や太陽光、海水電気分解水素発電、全固体電池の自然エネルギーだけで航海すると言っているらしい。

放射能除去/核無力化/エンパシー/インクルージョン/サスティナブルグリーンの旗を押し立て、世界196ヶ国の国歌をエンドレスで演奏して太平洋横断クルーズをやると言う。航海中は、光合成シーズを散布しながら、塩を作り、海水を淡水化し、豊富な海洋資源を調達し、寄港地に新鮮な魚を届け、カルカッタを目指すと言う。光合成シーズは、蒸発して大気圏内の炭酸ガスを食べ酸素を増殖し、CO2濃度を劇的に削減する。カルカッタは、ガンジーが断食し、マザーテレサが、学校や孤児院を開設し、貧困や疫病と戦った聖地であるからである。船の名前はイスカンダル、艦長は勿論、ジャッカルである。

日本の北アルプス山麓の隠れ家に居るという情報もある。マッカランを飲みながら森の鶯とデュエットしたり、バルコニーで猿と鉄板焼きステーキをやっているとか、温泉に浸りながら、バッハ、アルビノーニ、テレマン、リスト、ショパン、ラフマニノフ、チャイコフスキーやジャズを聴いているとか、駅前の居酒屋で、世界で起こっている政治、戦争、歴史について捲くし立てているという情報もある。
クレオパトラが元カノだとか、第3次世界大戦は、もう始まっているとか、マハトマガンジー、チェゲバラ、ネルソンマンデラ、マザーテレサ、緒方貞子、中村 哲医師についても捲くし立てていると言う。放射能除去ドローンを大気圏内に無数に打ち上げろとか、核無力化ウィルスを開発して拡散させろとか、人類の遺伝子をX細胞で書き換えろとか、宇宙戦艦ガンジーが地球を救うために火星を飛び立って地球に向かっているとか喚いているらしい。道を創らなければ人類が滅びる分岐点にあるからである。

ラグビーの基本精神には〝ワンフォーオール・オールフォーワン〟がある。一人はみんなのために、みんなは一人のために!そして究極のノーサイド:戦闘中止!ヨハネ黙示録のオメガである。互助会、協同組合そして社会主義の原理でもある。しかし、人類は、何千年経っても殺し合いを続けている。
どうすれば、世界がノーサイドになるだろうか? どうすれば、核兵器を地球外共同墓地に埋葬し、幸せ開発目標を共有し、地球サンクチュアリを実現することが出来るのだろうか?

近年、DEIと言われる規範が議論され始めた。
D:Diversity(ダイバーシティ)多様性
E:Equity(エクイティ)公平性
I:Inclusion(インクルージョン)包摂
私には、DEIが未来の箱舟の規範になるように思われてならない。
さらに、私はDEIに加えてEmpathyを提唱したい。エンパシーは、寄り添い感情移入である。

不条理をジャッカルする。この一点で私は生きて来た。種を紡ぎ、生命を繋ぎ、水と塩、食糧とエネルギーの世界回廊をつくり、ダイバーシティ/エクイティ、エンパシー/インクルージョン/サスティナブルグリーンを人類の最終到達価値として実現し、人類のターンブレイクを願い最後の時間と戦っている。


Diversity (ダイバーシティ) 
多様なDNAをハイレゾする

Equity (エクイティ) 
公正公平フェアネス             

Inclusion (インクルージョン)
差異を包摂する

Empathy (エンパシー)
人に寄り添い人を紡ぐ  


 

(つづく)

シリーズ目次

                               
プロローグ
はじめに
シーズン1:1947年  
敗戦、帰還船、ビルマの竪琴
シーズン2:1960年  
60年安保、チボー家の人々
■ シーズン3:1962年 
松本深志高校、格闘家型剣道、宿題はマルクス、「渚にて」強行上映
シーズン4:1965年 
青雲の志 中央大学 学生運動
■ シーズン5:1966年 
全中闘委員長、全国初学生単独管理学生会館獲得
■ シーズン6:1967年 
佐藤首相ベトナム訪問阻止羽田空港突入
岩波映画「羽田闘争・現認報告書」主演
■ シーズン7:1968年
新東京国際空港は東京湾上に作れ!
成田空港公団突入総指揮、防衛庁突入総指揮、巣鴨プリズン改革
■ シーズン8:1969年
6月保釈出所、7月ブンド分裂/学対部長、9月ブンド離脱赤軍派へ
11月首相官邸突入部隊全員逮捕壊滅
■ シーズン9:1970年
1月中央人民組織委員会委員長、全国長征:長征軍隊長
■ シーズン10:1970年
2月政治局北朝鮮方針に反対、北朝鮮反対派多数戦線離脱
■ シーズン11:1970年
3月15日別件逮捕。3月31日:よど号ハイジャック発生「黒幕?」として起訴
■ シーズン12:1970年
長期拘留裁判  獄中への一通の手紙
■ シーズン13:1984年
最高裁で謀議当日のアリバイが証明
しかし判決は有罪。監獄改革/提案制度
■ シーズン14:1987年
早期仮釈放嘆願10万人署名 仮釈放内示
大韓航空機爆破事件発生、仮釈放取消
■ シーズン15:1989年
プリズン留学累計12年
満期出所し、友人たちがバスで出迎え松本帰還
■ エピローグ